おまけ:MOOTって必要なの?

始めに

ZOOTを利用して自宅サーバーを立てようとする人の多くがまず疑問に思うのが、「MOOTって何だろう? 契約する必要があるのだろうか?」ということだと思います。
この手の質問は実はあちこちでされていて、既にFAQと化しているのですが、明確な説明はどこにもなされていないように思います。 (MOOTの解説ページにさえ掲載されていない!)

ということで、ここでサービス内容をまとめて、どういう場合にMOOTの契約が必要か調べたいと思います。

MOOTって結局何物?

MOOTユーザーの方の情報によると、MOOTは以下の2つのサービスを行っているようです。 これらは果たしてサーバー構築に本当に必要なのでしょうか?

サービス内容の検討

セカンダリDNSをInterlinkが受け持つ

どのドメインを取る際でも、DNSサーバーはプライマリとセカンダリの最低2つが必要となります。
ZOOTではIPアドレスは1つしかもらえないため、もう1台のDNSをどこかから調達しなければなりません。MOOTのサービスを契約すると、セカンダリDNSをInterlinkのサーバーが担当し、その結果ドメインを取ることができます。

但し、MOOT以外にもセカンダリDNSを確保する方法は存在します。

これらの手段を使ってセカンダリDNSを確保できれば、InterlinkにセカンダリDNSを受け持ってもらう必要はなくなります。

逆引きを独自ドメインに設定してくれる

例えば、MOOTを申し込んでいない場合は、nslookupで自分のアドレスを逆引きすると以下のようになります。
% nslookup 203.141.142.176
Server:  localhost.
Address:  127.0.0.1

Name:    203.141.142.176.user.am.il24.net
Address:  203.141.142.176
これが、MOOTを申し込んで設定を依頼すると、以下のようになります。
% nslookup 203.141.142.176
Server:  localhost.
Address:  127.0.0.1

Name:    www.hodogaya.org
Address:  203.141.142.176
で、サーバーの運用にどういう影響があるかというと、事実上ありません。

「逆引きが独自ドメインになっていなくて大丈夫なのか?」と疑問を持つ方もいるかと思いますが、実は逆引きのチェックというのは、IPアドレス→(逆引き)→FQDN→(正引き)→IPアドレスの問い合わせを行って、最初と最後が一致しているかどうかをチェックしているのです。これはMOOTを利用していなくてもInterlinkの方で正しく設定しているはずなので、運用上問題はありません。
試しにうちのIPアドレスでチェックしてみましょう。

% nslookup 203.141.142.176
Server:  localhost.
Address:  127.0.0.1

Name:    203.141.142.176.user.am.il24.net
Address:  203.141.142.176

% nslookup 203.141.142.176.user.am.il24.net
Server:  localhost.
Address:  127.0.0.1

Name:    203.141.142.176.user.am.il24.net
Address:  203.141.142.176
最後の行が203.141.142.176で、最初と同じなので問題なしですね。

但し、「せっかく独自ドメインを持っているのに、逆引きがプロバイダーのドメインになるのは面白くない」というこだわりを持っている人がいるのも事実です。そういう人はこのサービスを申し込む以外の選択肢はありません。

結論

以下の2つのどちらかに当てはまる場合はMOOTに契約しましょう。 どちらにも当てはまらない場合は、入る必要はないでしょう。


目次

yossy@hodogaya.org